躁うつ病
躁うつ病とは
躁うつ病は、気分が落ち込む抑うつ状態と気分が高揚する躁状態の両極端な症状が同一人物に現れている状態をいいます(双極性障害と呼ばれることもあります)。この病気は数ヵ月から数年の間は繰り返すとされ、若い世代の患者様が発症した場合は、躁うつ状態の期間は短いとされていますが、再発しやすいのも特徴です。
発症原因については、うつ病と同様に環境によるストレス、遺伝的要因など、様々なものが影響していると考えられていますが、現時点ではっきりと特定されたわけではありません。
なお両極端な状態になるといわれていますが、うつから躁、あるいは躁からうつに切り替わる間は正常になっていることが多いとされています。ただ人によってはその間を挟むことなく、交互に躁とうつを繰り返すこともあります。なお、躁状態とうつ状態の主な特徴は次の通りです。
- 躁
- 上機嫌で饒舌、また次から次へといろんなアイデアが湧き出ている状態で、じっとしていられなくなります。ただ気持ちは高揚しているものの、心地よい気分ではありません。ちなみに本人は病気(躁状態)という自覚がないので、自分の思考や行動が異常とは思っていません。
- うつ
- 抑うつ状態(ひどく落ち込んでいて、憂うつな気分が持続)が現れているのですが、この場合は物事のすべてが億劫になるほか、何事にも関心を示さなくなります。やがて身体面にも影響が及ぶようになると、不眠、食欲不振、疲れやすいといった症状もみられ、自殺願望が出ることもあります。
治療に関して
治療は主に気分安定薬による薬物療法になります。これは気分が大きく上下に乱れている状態を安定させる効果があるとされるもので、服用時が躁状態でもうつ状態でも有効です。なお抗うつ薬に関しては、うつ状態であっても使用することはありません。
また上記の薬物療法と併せて精神療法も行われます。その内容とは主に「認知行動療法」です。これは、物事の捉え方(認知)や問題とされている行動を見つめ直すというもので、自分の感情パターンや陥りやすい思考を探っていきます。それらが判明されることで、心をうまくコントロールしていき、ストレスを軽減していくようにするというものです。
- クリニック名
- 時習堂メンタルクリニック
- 院長
- 峯岸玄心 (みねぎしげんしん)
- 診療内容
- うつ病|不眠症|適応障害|
パニック障害|社交(会)不安障害|
躁うつ病|統合失調症|認知症|
発達障害(ASD、ADHD)|強迫性障害 - 住所
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〒170-0013
東京都豊島区東池袋4丁目2-1
プラウドタワー東池袋ステーションアリーナ 3F - TEL
- 03-5956-0556
- 最寄駅
- 東京メトロ有楽町線「東池袋」駅4番出口直結
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